運命で諦めたくない人のRPG「Line」は見た目よりずっとガチだった

新年ということで、新しいゲームをしてみた。

正確には年末からしているのだが、終わったのが元旦だったので、2018年の最初のフリーゲーム紹介とさせていただく。

今回のゲームは「Line」。

作者が「『一般規格はぬるい・・・』との思いから見た目はほんわか中身は鬼に作っています。」という注意書きがある。

実際やってみて、「そんなことはないじゃないか」と思ったのも10時間程度。

見た目のほんわかさに反して、徐々にハードモードになっていくストーリーは、妥協を許さない極めて厳しい作りこみだということがわかってくる。

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おにぎりと四つ葉のクローバー(作者サイト)

Line(ウディタ):攻略ページ

このゲームはウディタで作られており、システム的にはある程度RPGをこなしてきた人なら困ることはほとんどない。敵は徐々に強くなっていくが、それ以上にレベルアップがすごいスピードで進んでいくのでほとんど詰まることはないはずだ。

しかし、だ。

何が難しいかというと、プレイヤー自身の知識や知恵を問うから難しいのである。

この辺が全くもって「ぬるくない」ゲームになっている。

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各「迷宮」には先へ進むための「ルール」が設定されているが、それを超えるには物理で殴るのではなくプレイヤーが知恵を出す必要がある。先に行くほど知恵が必要になるため、よく考えるかどこかでカンニングをするかしか方法がない。

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それでいて、本当に突破するべき迷宮は実は迷宮そのものではなく、実はこのゲームのシナリオそのものになる。意味あり気なことを語って始まるスタートの意味がわかるのは数回のバッドエンド(ノーマルとは言うがほぼバッド)を繰り返した後である。

多少ネタバレになるが、回を重ねるごとに話が壮絶になる。そしてヴァニは不憫。

そして、シナリオの筋書きと各キャラの経緯、ストーリーの本意を読み取り、真のエンディングを探すためにはそれなりの周回数をこなす必要がある。私はトゥルーに至るまで、4周することになった。50枠あるセーブデータを全て使い切り、何がどのように変化するのかを確認するハメになるなど手ごわいゲームだった。

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輪廻がひとつの鍵であり、LineがLinneに変わるあたりに物語の意味がある。そういう意味では、「miRion souL」 と同じジャンルと言えるかもしれない。

色々腑に落ち切らない部分もまだまだあるが、よくできた話と伏線だと感心した。

細かいところはネタバレになるので、物語を考えるのが好きな人はプレイしてみることをおすすめしたい。

ウサギが何だったのか、クロエはその後どうするのか、そしてラスボスがあの方向に行ってしまったことや強力な力をつけた背景、ファイナルダンジョンにおける中ボスがどうしてあのキャラたちなのかなど、まだまだ知り切れていない点は多いのだが、それでもゲームとして十分に楽しめるようにはなっていると思う。

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キャラの総評などは人によって様々あると思うが、基本的には雑魚戦はリィトとアピスが育っていればほぼノーダメージで撃沈させることが可能なので、この2人は個人的にレギュラー枠。あとはクロエかヴァニ、ラウムあたりの魔力による力押しで殲滅してしまえば苦労はほとんどない。

ボス戦は無属性でチクチク削るのも良いが、属性を合わせた方がサクッと片付くし、相手の弱点属性は割と明確なのでそこをついたメンバーにするのが良い。カンナは素早ささえ装備で強化すれば、装備強化が楽や称号が良いこともあり実は意外にザコ戦の火力としても優秀。

みんなポイントごとに低レベルメンバーはフラメのレベルに合わせられるため、フラメをしっかり育てておけば問題なく進めるはず。ヴァーサーカーでやる場合にはかなりレベルを上げておかないと詰む可能性があることには注意が必要。

主人公が最も大変なのは間違いないのだが、プレイヤーも幾度も心を折られそうになる展開が出てくるため、覚悟してプレイすることをおすすめする。

ちょっとぬるいRPGに飽きてきた大人は、ガチでこのLineと勝負してみよう。

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