【書評】なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)
若宮 健
祥伝社
売り上げランキング: 13,004

最近、本を読んでもなかなか記録を残せなかったので、メモが残っているものをひたすら書いていこうと思う。

上記の書籍はずいぶんと辛口に日本のパチンコ業界に食い込んでいった野心作ではないかと思う。目次を見ても、筆者がパチンコに対して良い感情を抱いていないことが見て取れるだろう。

一章: なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

二章: なぜパチンコは、廃止されねばならないのか

三章: なぜ日本は、パチンコを廃止できないのか

韓国では国を挙げて国のためにパチンコを無くそうとする自浄作用が働いた。しかし、日本ではその害悪が認識されているにも関わらず、廃止に至っていない。そこには既に利権構造が確立されており、多くのステークホルダーがいるからである。

その事実をなかなか私たちは目にすることはできない。しかし、誰の感覚から言ってもパチンコが人畜無害な良いものだとは言えないだろう。害があることを知りつつもついついやってしまうという人が大半ではないだろうか。

韓国ではパダイヤギ事件という事件がキッカケでパチンコが全廃に向かったという。パダイヤギとは「海物語」の韓国語だ。まさか海の向こうで日本の大ヒットタイトルがそんな騒動を巻き起こしていたとは知らなかった。たいして報道もされていなかったのではないだろうか。年々造詣が可愛いらしくなっていくマリンちゃんが海外でも人気だったことは嬉しいが、結果として国力をそぐとまで言われてしまったのは驚きである。それほどの破壊力を秘めたものが、日本ではしれっとCMが流れ、深夜枠やケーブルテレビやインターネットでは一つの番組コンテンツとなってしまっている。

最近はチャイルドプアに関する本が少しずつ話題になってきているが、チャイルドプアを加速させる要因になっているのもこのパチンコである場合が多い。子供の給食費までつぎこんで負けて帰ってくるというのは同情の余地も言葉もない。

私もパチンコは撤廃すべきと考える方だ。娯楽は健全でなければならない。人格形成に悪影響があるのは本人だけの問題だが、経済生活がダメになるのは本人だけの問題ではない。

義兄がパチンコから抜けられなくて困っているが、これがいつか降りかかってくるのではないかと思うとあまりにも悲しい。巨大なGDPなんかも消し飛ばしてでも、早くこの悪魔の箱がなくしてしまって健全な国にしてやってほしい。その方が幸福度は高まるだろうから。

ちなみに、この本の著者の若宮健と2ちゃんねるのひろゆきの対談は面白い。

 【参考】 ひろゆき「パチンコやる人ってバカなんですか?」 メディアが報じない、パチンコ業界のリアル

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若宮 健
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