芸能界と暴力団についてのメモ

やくざと芸能と 私の愛した日本人
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少し前の現代ビジネスの特集「芸能界と暴力団」からまとめてみた。

こうしてまとめてみると、堅気の身から見て気をつけるべきは半グレ勢力だということがわかる。

半グレについては「暴力団に所属せずに犯罪を繰り返す集団」を指す語とwikipediaには記されていて、命名者と言われるジャーナリストの溝口敦もそのような表現をしている。レトリックとしてはいろんな意味を含むが、おおよそ先述の定義でとらえて良い。

芸能界と暴力団第1部
芸能界と暴力団第2部

以下はメモとして要点をまとめたもの。

芸能人とヤクザの関係

  • クスリを必要とする人が芸能界には少なからず存在。ヤクザからすると高く売れる上客。
  • クスリの扱いを禁止している組もあるが、末端構成員が手を出していることがある。
  • 最近は「半グレ」勢力と芸能界の繋がりが出てきている。
  • 半グレの収入源はAVの製作や風俗店の経営、芸能プロなどもある。その収益がヤクザに流れる。
  • 江戸時代からヤクザと芸能は表裏一体で切れない間柄だった。共存共栄の関係が以来長く続いた。
  • ヤクザ組織において、高度経済成長期以降、収益を上げるためのシステムが優先され出した。
  • かつてはヤクザが芸能の興行を手がけていることもあった。
  • 近年、法律が厳しくなりヤクザが興行に関われなくなってきている。
  • かつてはコンサートの前に地方のヤクザに歌手があいさつに行くこともあった。
  • 暴対法ができ、暴排条例が施行されると芸能人がヤクザと一緒にいるだけで咎められるようになった。
  • 今ではヤクザ側が芸能人とは表立った接触をしないようにしている。
  • かつては地方でロケをする際、邪魔されないように地元のヤクザとつきあいを持つことも必要だった。
  • シマの堅気を守るという「ヤクザの仁義」が半グレには感じられない。
  • 半グレが蔓延ることでより無秩序な、恐ろしい事件が起こる可能性がある。

芸能人がヤクザと付き合うメリット

  • タダで派手な遊びと飲食ができる。
  • 後ろ盾が得られる。
  • トラブルに巻き込まれた時の処理を頼める(最近はまず警察に相談するように指導されている)。

ヤクザが芸能人と付き合うメリット

  • 見栄。

関係における誤解

  • ヤクザが芸能人とビジネスをしてもほとんどはカネにならない。出費がかさむだけ。
  • ヤクザが頼ってきた芸能人から大金を引っ張ることはない。恐喝として警察に駆け込まれると割に合わない。

最近のヤクザ事情

  • 表向きは銀行口座も開設できず、部屋を借りることもできない。
  • シノギ(収入、稼ぐ方法の意)は年々厳しくなっている。
  • 野外のダンスイベントが最近はシノギの方法として流行っている。
  • ギャル雑誌の読者モデルなどを呼び、ギャラも払い、集客を依頼し、会場に来た客を相手に売人たちがドラッグなどを売りさばく。
  • そうしたイベントの中から名前が売れたモデルなどが出ると、そこを足がかりにヤクザは芸能界に食い込んで行く。
  • 最近の半グレの中には暴力団化が進んでいる。
  • 喧嘩ッぱやい「半グレ」のままだと、殺される可能性が高いが、組織に入れば組同士の抗争になるので殺されはしない。逃げ込むような形で組織に入る。
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