SRPGはキャラが命。「LostTechnology」

2015年最初のフリーゲーム紹介となる。

実は年末からずっとやっているのだが、全然このゲームが終わらなかったという理由で紹介できなかったのだが、それだけやり込めるゲームであった。おそらく、総プレイ時間は現在30時間ほどになるのではないだろうか。

そのゲームが「LostTechnology」。昨年おおいに遊んだ「むなしい努力」と同じく、ヴァーレントゥーガ(以下VT)の派生シナリオである。

LostTechnology

このLostTechnologyは「むなしい努力」と比べると世界設定や各勢力の絡みがわかりやすい。そして、ちょっと軽いノリの物語やキャラクターが多いので、話に入り込みやすい。

一方で、VT系の特徴というか、わかる人向けなので細かなマニュアルやチュートリアルがないので、初心者はとっつきにくいだろう。ユニット移動におけるゾーンの概念などいまだによくわからない。これは本家VTや光の目にも共通して言えることである。

近作の最大の特徴は、VTの中でも特にキャラクターづけに力が入っているということ。ビジュアル絵も絵師が統一されていて世界観にちぐはぐな点が無いし、バージョンアップで声優までつけるという試みがなされている。ちなみに、声優もどこから集めたのかプロレベルが多数混ざっている。

それゆえ、2chなどの掲示板ではコミュニティが完全にできあがっており、「A様」「首席さん」などというキャラ愛称やスラングができて盛り上がるほど、キャラクターに愛着が湧くゲームとなっている。下は個人的にはクルックスと並んで二大ヒロインのマルグリットさん。

LostTechnology_menu

正史をはっきりさせているところにも好感が持てるし、正史を追体験できるショートシナリオも面白い。そして、いわゆる「ロストテクノロジー」は私たちには当然知っているものばかりで、それが違和感なく世界に影響を与えていて面白い。全体のシナリオの概観を理解したい人は、リザードマン勢力のマカンからプレイしよう。

ゲームの難易度は決して高くない。正史の一部シナリオを除けば、絶望的としかいいようのないカストゥス教団のラストバトルを除けば何とでもなる。それこそ魔王様とタイマンでもしない限りは問題ないだろう。ただし、放っておくとどこまでも強くなる戦闘民族リザードマンとクロム職長には注意が必要だ。

好みはあると思うが、VT好きからすると、もっとシナリオを拡張して、人材プレイにもシナリオが追加されてほしいと思う。この世界観をベースにいろいろとスピンオフも可能ではないか。

惜しむらくは、初心者向けの導入と、どうして主人公ポジション(?)がラルスなのかということだろうか。

難易度も変えながら何度も楽しむことができるので、SRPG好きならきっと満足できる作品ではないかと思う。やっぱりSRPGはキャラが命。ユニットは性能じゃない、愛着なのだ。

長く遊べる作品を探している人は、ぜひ一度プレイしてみてほしい。

【LostTechnology 公式】

【LostTechnology Wiki】

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