「生きるとは取捨選択すること」のRPG「ローズマリーダスト」

今回紹介するのは、特徴ある設定のフリーRPG、「ローズマリーダスト」だ。

【ローズマリーダスト(ふりーむ。ダウンロード)】

このゲームは1時間で終わる超短編RPGとなっている。

その特徴は、徹底的に簡略化されたシステムにある。レベルなし、仲間なし、宿屋なし、シンボルエンカウントのみ、ストーリーはごくわずか。それでいて、ゲームバランスがすばらしい。ギリギリ(余裕?)でクリアできるようになっている。タイムアタックでも遊べるし、縛りプレイも楽しめそうだ。

rosemary_dustこのゲームの最大の特徴は、取捨選択を迫る戦闘デザインにある。

主人公は妖精、騎士、紅龍の三種類の仲間を召還できるようになっていき、またアイテムの魔法書を用いて魔法を使うことができる。しかし、この召還や魔法書の作成にはTPが必要で、このTPは戦闘中に攻撃して+1、また攻撃を受けて+被ダメージで増加していく。つまり、HPを取るかTPを取るかの取捨選択になり、そして戦闘は1人から必ず始まる。

ローズマリーダスト

召還できる仲間も特徴的で、非力だがアイテムを使える妖精、物理攻撃に長けた騎士、パラメータが高いが召還コストが高くTP使用技が使いにくい紅龍、といった面々。好みがあると思うが、私の印象は使える順で妖精>紅龍>騎士。妖精最強。この辺は「魔壊屋姉妹」に似ているかもしれない。

ローズマリーダスト

私は序盤に魔法書を生成し、それらを分解してさっさとHPを増やすスカーレットケープを取り、その後はTP増加のアクセルリングを装備させ、その後は高レベル魔法書を作成することに全力を尽くした。

ローズマリーダスト初見でもクリアは40分かからなかったと思うのだが、ラスボスのHP900には若干驚いた。まあ、焦熱の書と勇気の書×4が魔法生成で出てきたので何の問題も無くやっつけることができたのだが、とりあえずゲーム的には全員を召還できれば何とかなるのだろうと思う。

この作者の別の作品、「ロードライト・フェイス」もまたサクサク進むし、同じく取捨選択を迫ってくるゲームデザインとなっていて面白かった。こういうリソース管理系のゲームはプレイヤーが成長していることについて感じるのでやっていて非常に張りがあってよい。レベルという概念が無いのが、この面白みに拍車をかけている。

ゲームの面白みのひとつは、こういう考える作業にあるのだろう。

手取り足取りやってくれるコンシューマーゲームも良いのだが、こういう味をもっと前面に押し出すことができれば、ゲームが害になるように言われることは無いのではないかと思う。

 

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