こんなご時勢だからこそまた見たいアニメ5つ

子どもと一緒にテレビアニメを見ながら、ふと昔のあのアニメが見たいと考えることが出てくる。子どもの時には意味もわからずに見ていたが、それでも圧倒的な存在感で私たちの脳裏に焼きついているものは少なくない。

若い人ほどそういう機会に恵まれないかもしれないが、古参の「てれびくん」などの子ども向けテレビ情報誌は圧倒的な威力を誇る広告マガジン誌である。いまどきのメンズ誌や女性誌に勝るとも劣らない商品広告量と、ところ狭しと並べられたキャラクターたちは圧巻の一言である。

表紙だけでも圧巻の情報量である。面白半分でも見たい人は以下をクリックしよう。

【今までのてれびくん】

さて、話が逸れたが、今も昔もアニメによって突き動かされる衝動は変わらない。この2015年にもう一度見てみたいアニメを5つピックアップしてみた。世の中が変わっても、変わらない価値とその教訓、そして興奮をもう一度確認してみたい。

■ ARIA THE ANIMATION

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私の中でのトップは間違いなくこの作品である。

私の中での評価ほど、世間的には有名にはならなかったが、こんな時だからこそ心の洗われる必要があると思うのだ。

若者たちが成功に縛られてあくせく勉強したり変なビジネスに手を出して生きながら意識が高いと錯覚しているのをよく目にするが、それと幸福度は決して直結するわけではない。

むしろ、ARIAの主人公、灯里のように、もっと心を開いて世界と対話することの方が大切ではないかと思うのだ。見てごらん、世界はこんなにも美しい。そんな当たり前のことを見過ごしていたことに気づかせ、そして世界を一変させてくれるのがこのアニメの魅力だ。ただし、恥ずかしい台詞は禁止である。

作中で使われるBGMも世界観を深めるために役立っており、そして作画も非常に丁寧で見ていて気持ちがいい。アニメは総合芸術であるということを改めて感じさせてくれ、そしてひとつの旅行をした気持ちになる作品である。

■「世紀末救世主伝説 北斗の拳」

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私が始めてみていたのは、放送開始の頃で、人の生死についてもよくわかっていなかった頃だった。

しかし、それでも力を入れれば服は弾け飛ぶほどに筋肉が大きくなり、指をゴキゴキ鳴らしながら敵に接近し、「あたたたたたたた」とお馴染みのかけ声で無数の拳を繰り出し、時には指先ひとつで敵を倒すケンシロウは間違いなく「真似したくなるヒーロー」だった。指を鳴らす練習をした人も多かっただろう。

だが、成長するにつれて物語の重みに気付き始め、ケンシロウは「真似のできないヒーロー」に変わる。 戦うことには理由があり、勝っても負けても悲しみが残る戦いも少なくはない。そして、勝者はその悲しみを背負い続けるのだ。何故か?愛ゆえにだ。

今は信じられない殺傷事件が非常に多いが、もっと悲しみを受け止める感受性が、北斗の拳の拳士たちのような愛の強さがあれば、きっと違っていただろう。

「愛を取り戻せ」を始めとして、ロックな中にもウェットな歌詞が多いのもこの作品の特徴で、派手なSEとロックなBGM、そして神谷明の神ナレーションはその後のアニメ製作の模範となったであろうことは間違いない。

■「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん」

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主題歌「ロマンス」の唐突さやリズムとセクシーコマンドーの不思議な動きが絶妙にマッチするところからこの作品の魅力は抜きん出ていると思っている。

マンガほどの荒唐無稽な感じは無いが、それでもうすたワールドは作品の中にあふれていて、細かいところまで作りこまれている大人のアニメとなっている。ボール球にしか見えないのに何故かストライクゾーンに入っているという魔球を投げられているようなそんな笑いがあって、いつ見ても、何も考えずに笑うことができる。

「思えば笑うことが減ったなぁ」そんな人にオススメの作品である。日常生活でも、少しズレて見ることができればこんなにも面白いのである。面白くないのは自分の頭が何か普通すぎるからではないだろうか。

■「アニメ三銃士」

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知る人ぞ知る、NHKのアニメの中では不思議の海のナディアと並ぶ傑作である。

主題歌の「夢冒険」は、まだ初々しさの残る酒井法子が歌っていたものだったが、覚せい剤事件があったからか、全然再放送もされなくなってしまった。

ルイ13世時代のフランスを舞台にした騎士の冒険活劇はそのスリリングな展開と王室の優雅さとによって子ども心に憧れを強く残した。三銃士とダルタニャンが剣を合わせて「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と唱える言葉は今でも胸に残っている熱い言葉である。

今となっては使い古されて感じるが、それは使いどころが悪いからだろう。

この当時のアニメ音楽は疾走感のある名曲が多かったと個人的に感じているのだが、その中でも「夢冒険」は珠玉の名作で、いつもバックで聞こえ始めると心が躍ったものだし、今でも聴くだけでテンションが上がる。愛情するより友情したい時、そんな時がもっとあってもいいんじゃないか。

ちなみに、私がアニメ主題歌で好きな歌が多いのは高橋由美子である。

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■「悪魔くん」

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最後に紹介したいのは「悪魔くん」だ。水木しげる原作の悪魔くんはもっとホラー漫画の雰囲気があるが、こちらは月刊ボンボンの連載などメディアミックスが意識された少年向けの作品になっている。

種族を超えた友情がテーマであり、それぞれの悪魔たちがその個性を組み合わせて戦う姿は現代のアニメやマンガの作品の走りでもある。

エロイムエッサイムという謎の呪文も今となってはgoogle先生の力によって簡単に意味が分かってしまうのだが、それでもガチな設定であることに驚くし、登場する悪魔たちは本格的な悪魔たちということもあって、こんな所にある意味で神も悪魔も恐れない日本人の宗教心を見ることができるような気もする。

「魔力!イナズマ電撃!」ってダブってないかとか、百目は何故あの姿でかわいく見えてしまうのだろうと謎も多く、不思議な魅力が多い。

また、あの主題歌の雰囲気はOP、EDともにすばらしい。今は作品のために曲を作るということが減っているので、あの一体感はなかなか見ることができない。それゆえに悪魔くんのようなメロティとともに思い出される作品は非常に貴重である。

 

以上、個人的に見たいと感じるアニメ5つをピックアップしてみた。

妻が許してくれるのなら、全部DVDなりブルーレイなりを購入して子どもと見たいものだが・・・さすがにダメだろうな。同じ世代を生きても、理解できるものと理解できないものがあることを、さすがに知るべき歳になってしまった。

あーあ、としはとりたくないなー

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