宗教に対する「否定的な好奇心」を考える

実は約1ヶ月ほど前に、「宗教の教科書」というサイトを作った。

このサイトの目的は、宗教とはどういうものなのかということを広く理解してもらうことにあるのだが、どうもアクセスログの結果を見ていると、思ったような感じの反応ではなく、宗教に対する否定的な好奇心から覗き込んでいる人が多いようだ。

キーワードからの検索流入では特別な傾向は見られないのだが、ページビュー数からは面白い傾向が見える。

注目の宗教はイスラム教

まず、宗教別の人気(注目度)である。

ある程度取り扱っている宗教は世界の四大宗教とも言うべきキリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教なのだが、ページへのアクセス数で言えば、

1.イスラム教(2)
2.仏教(4)
3.キリスト教(1)
4.ヒンドゥー教(3)
※関連キーワードからの流入の順位

なのである。
もう少し言えば、この中ではイスラム教のページのアクセスが抜けている。
そして、ヒンドゥー教はあまりアクセスがない。

数字は出せないが、関連するキーワードからは特別な傾向や差が出るほどの差は出ていないので、これが一般的な現在の関心度と見ることもできるだろう。つまり、

  • イスラム教は良くも悪くも注目されている。
  • 仏教は、調べるほどのことも無いが、気にはなる。
  • キリスト教は調べたいことはある(ワードは知っている)が、興味はあまりない
  • ヒンドゥー教は注目されていない

という傾向が見える。

面白いと思ったのは、キリスト教関係のキーワードで最も多いのは「タブー」に関するものなのである。禁欲的であることが気になるのだろうか。

一般の宗教への目線は否定的

また、宗教一般の内容について、

1.宗教における儀式とは?(1)
2.新宗教とは?(2)
3.宗教とは何か?(4)
4.教義・教理とは?(2)
5.宗教を選ぶための7つの視点(4)

といった順番でアクセス数が多くなっている。

この結果からは、新興宗教に対しての疑念や心配の様子が伺える気がする。
もしくは、「選ばれる宗教作り」を頑張ろうとしている新興宗教があるのかもしれない。

冒頭で「否定的な好奇心」という言い方をしたが、つまり、宗教が怖いので本当に大丈夫か確認するために見ている人が多いということだ。

本望でもあるのだが、思った以上に海外での過激なイスラム団体や、(自称・他称を問わない)宗教関係者による事件も目立つ今、否定的な角度から宗教について知りたい人が多いのだと感じる。

社会情勢上、仕方ないのかもしれないが、宗教というものに対する接し方として好ましいものとはとても言いがたい。

もっと宗教について教育すべきじゃないか

日本ではもっとプログラミングに関する教育とマネーに関する教育、宗教に関する教育をしないと、これからの時代はやっていけないと私は思っているのだが、プログラミングはともかく、その他は一向に教育関係者はやりたがらないし、政府もやらせるつもりがない。

「学力の経済学」でも言っていたが、教育についてはエビデンスではない経験論が多いために改善が進まないのではないだろうか。経験を否定するわけではないが、経験で政策や教育をされたらたまったものではない。

仕方ないから、場末の草の根で、私のような者がこんなものを作って分析して楽しんでいるのである。

「否定的でない」好奇心がアクセスログから見られるようになってほしいと思いながら、今後も注視していこうと思う。

「学力」の経済学

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