戦闘シーンがグリグリ動くフリーRPG「Cresteaju(クレスティーユ)」がすごい

 

アマチュアが作ったゲームは侮れない。
そういう気持ちになるゲームはいくつかある。

たとえばelonaがそうであるし、今回紹介する「Cresteaju(クレスティーユ)」がそうである。

クレスティーユ00

【Cresteaju(vector ダウンロード)】

【Cresteaju Town(攻略サイト。キャッシュ)】

【参考:過去記事「200時間を超えてやっとelonaがクリアできた話」】

上記はいずれもツクールやウディタなどのゲーム用のソフトやエンジンに頼らず、C++で作られているというから驚きである。そのため、ウィンドウズのバージョンをとわずに動作するのがすばらしい。Windows10でも大丈夫だ。

非常にファンも多いこの作品は作られてから15年、最終更新から7年ほど経っているのだが、今の時代のツールを利用しても簡単にはできない仕組みが使われている。

あれこれスクショを貼るよりも、見てもらった方が早いので動画を探してみた。

 

 

そう、戦闘シーンにカメラがグルグル動くのである。
これがターン式の戦闘にスピード感を出してくれるので非常に楽しい。

こういった演出はプレステ2あたりではよく行われていたが、フリーゲームでここまでグルグル動かすというのはすごい。また、戦闘の際には配置される位置が重要な要素となっているという点も面白い。

シナリオもよくできているし、ゲームの後味も爽やかだ。
ラスボスがけっこう強いので、達成感もしっかりある。

変に乗り物や移動手段も多くなく、裏ボスなどもいないし、とにかく強い敵を狩るというハクスラ風味も一切ない。アイテムや敵キャラのコレクターになることもない。

実は低レベルでもクリアできるので、RTAなどにも向いているゲームだと思う。

クレスティーユ01

正直、古いゲームなので語りつくされている感があるのだが、このゲームの良いところは、レトロな部分と進んだゲームのバランスが良いところだろう。

絵柄は古いが、それが良いと感じるし、絵柄にあわせた世界観、セリフ回し。

そして多くの複線、サブイベント、カメラワーク、隠しアイテム。

いろんな要素が詰まっていて、往年のゲーマーなら非常に嬉しくなるだろう。

クレスティーユ03

私は約20時間かけて、あれこれアイテムを集め回り、ほぼ最強と考えられる装備で、パーティーの平均レベルは40でクリア。36レベルでラスボスに挑んだら装備の問題もあったと思うが、歯が立たなかった。プレイする人は参考にしてもらえれば。

 

作品中、「何のために生まれたのか」と「生き方」は別だということが、繰り返し語られる。これこそがシナリオ上のテーマとなる。

理想は「生まれた目的と生き方が一致すること」だと個人的には思っている。

しかし、生まれた目的を知り、何も考えずに生き方を決めるのは間違っている。
これは理系だから研究職というくらい安易だ。

生まれてきた目的を知り、それに納得して生き方を自分が選択する。
これが自由意志というものだろう。

通常、生まれてきた目的はわからず、生き方は自分で決める。
しかし逆に、生まれてきた目的がわかり、生き方に迷うのが主人公ルナンだ。

違う視点から見てみると、人生のいろんな側面が見えるようで面白い。

生きるということについて、改めて考える作品だ。

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